ホーム>コラム
印刷教育研究会 会報 第42号
公開講座を通して思うこと
工芸高校定時制の公開講座(銅版画とスクリーン版画を土日で6回、合計30時間開催)の準備直前に原稿依頼が来たため、 締め切り日までに休みの日は全くなく。へとへとの状態で一太郎に入力したため、今回は私の自己紹介と公開講座のお話でご勘弁頂き、 印刷教育に馳せる気持ちや想いは次回に掲載していただきたく存じます。
私は45年前、小倉の隣の戸畑で生まれ、毎年夏は玄界灘の津屋崎の海で泳ぎ、黒潮にのって千葉県君津市で中学、 高校を経て千葉大の画像工学科にて印刷技術を学びJAGATにて印刷技術を盗み、大阪市立工芸高校にて3年間教鞭を執り、 都立工芸高校定時制にて13年目を迎えております。
振り返ると、印刷関連に携わってきたことが人生の半分を超えてしまったことにこの原稿依頼のおかげで気がついたしだいで、 また、私が印刷教育にお役に立てるのかどうかも不安なまま、印刷教育研究会の理事になりました。今後ともご指導ご鞭健のほど、 よろしくお願い申し上げます。
さて、全国に印刷教育の高校は数校(沖縄、博多、大阪、名古屋、東京)しかなく、その中で定時制高校は本校1校しか存在しません。 本来なら統廃合でとっくになくなっているはずなのに、黒川会長の努力と開かれた学校として9年前より聴講生講座、 公開講座を展開し、広く宣伝してきた努力との相乗効果で入試倍率も増え、 5段階評価でオール3以上の成績の中学生が受験(最高は平均4以上、不登校だけど優秀な生徒も含む)してくれるようになりましたが、 子供の数の絶対数が減ってきているうえ、グラフィックアーツ科とそっくりな学科を都立に新設する計画もあり、 今後このような状況は続くはずはないと予想されるため、定時制の印刷教育をどのように変えていくべきか必死に検討中であります。
公開講座ですが、グラフィックアーツ講座という名前で毎年開催しています。都民の要望が高く、応募数が多数あり、 その年の内容によってばらつきはありますが、3倍から11倍で抽選で定数を選んでおります。
今年の版画コースには82歳の方がいて、なんとその方が昭和12年の本校の卒業生(本科A26期生)で当時の貴重なお話が聞け (私ごとですが谷先生著の「太平洋戦争下の工芸生」を読んで感激してましたので)たことで、2007年の100周年にやることが見つかりました。
島崎 泉 [東京都立工芸高等学校]
過去の記事
- *****